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ブラジル、米輸入関税の適用除外申請へ

2018年03月09日(金)11時51分

 3月9日、ブラジル政府は、トランプ米大統領が決定した鉄鋼・アルミニウム輸入関税について、適用除外を申請する方針を明らかにした。写真はブラジルのサントスにある港で2016年9月撮影(2018年 ロイター/Fernando Donasci)

[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジル政府は8日、トランプ米大統領が決定した鉄鋼・アルミニウム輸入関税について、適用除外を申請する方針を明らかにした。協議が不調に終わった場合は、国内産業の保護に向けて厳格な措置を講じる可能性も示した。

マルコス・ジョルジェ貿易相代行は、パラグアイで行われたロス米商務長官との会談後、ロイターとのインタビューに応じ、世界貿易機関(WTO)への提訴などの対抗策を講じる可能性を排除しない姿勢を示した。

「われわれはブラジルを適用除外にするよう働き掛ける」と表明。「必要となれば、別の国益保護策を講じる可能性を排除しない」とした。

ブラジルは米国にとって第2の鉄鋼供給国で、鉄鉱石を原料とする製品の対米輸出は2017年に30億ドルに上った。昨年の貿易黒字(670億ドル)に占める割合は小さいが、過去最悪のリセッション(景気後退)から脱却したばかりの同国にとって重要な輸出品だ。

トランプ大統領は、鉄鋼とアルミニウムにそれぞれ25%と10%の関税を課すと正式に発表。カナダとメキシコを対象外とすることも明らかにし、他の諸国から適用除外の申請を受け付ける考えを示した。

ジョルジェ氏は、ブラジルは2009年以降、対米貿易で赤字を出しているため、容易に適用除外を認められる見通しだと述べた。

外務省と貿易省は共同声明で、米国の輸入制限はブラジルの輸出業者にとって大きな悪影響があり、WTOに対する米国の義務に反しているとの見解を示した。

外務省の高官は、トランプ氏の「前例のない」決定によって2国間の通商関係は「未知の領域」に入り、報復につながる可能性もあると警告。「いかなる選択肢も排除しない」と語った。

*内容を追加しました。

ロイター
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