ニュース速報

フランス失業率、第2四半期は8.5%に改善 2008年末以来の低水準

2019年08月14日(水)19時29分

[パリ 14日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した第2・四半期の失業率は8.5%で、第1・四半期の8.7%から低下し、7.8%だった2008年第4・四半期以来の低水準となった。

ロイターがまとめたエコノミストの予想平均は8.7%だった。

フランスでは、富裕層を優遇しているなどとして政府への抗議デモが数カ月にわたり続いている。雇用市場の着実な回復は、市民の反発に直面しているマクロン大統領にとって一定のプラス材料だ。

しかし、フランスの失業率は依然、5%前後のドイツよりも高い。

ペニコ労働相は統計について、若年層の雇用面で改善していることが示されたと指摘。「政府の改革の成果が表れ始めている。多くの雇用が創出されている。企業はもはや採用をためらっていない」と述べた。

一方、経済協力開発機構(OECD)のエコノミスト、ステファン・カルシロ氏は、失業削減という点でフランスには依然としてなすべきことがあるとの見方を示した。

投資会社Bキャピタルのマネジングディレクター、ローン・ベアリング氏は「仏失業率が小幅ながら改善したことは、マクロン大統領にとっては朗報かもしれないが、GDP(国内総生産)伸び率が非常に弱いことが不安材料」とし「第2・四半期の仏GDPは前期比0.2%増で、第1・四半期の0.3%増から減速し、予想も下回った。問題は、リセッション(景気後退)入りが懸念される低迷から抜け出せるかどうかだ」などと語った。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米共和党上院議員、中国製車両の禁止拡大へ法案

ビジネス

マクロスコープ:中東混迷に警戒感、3月短観 中堅中

ビジネス

中国3月製造業PMIは50.8、価格上昇圧力強まる

ビジネス

アングル:中東の高級車市場に戦火の影響、金箔仕上げ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 4
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 5
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 6
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 7
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 8
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 9
    「え、なんで?」フライト中に操縦席の窓が覆われて…
  • 10
    韓国・週4.5日労働制が問いかけるもの ──「月曜病」解…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 7
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中