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イラン大統領、革命防衛隊を称賛 米のテロ組織指定は「過ち」
2019年04月09日(火)18時48分
[ドバイ 9日 ロイター] - イランのロウハニ大統領は9日、米がテロ組織に指定した精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」を国の守りと主張し、米国の過ちは国民を結束させると述べた。
トランプ米大統領は8日、IRGCをテロ組織に指定すると発表した。米国が外国の機関である軍をテロ組織に指定するのは初めてとなる。[nL3N21Q3IW]
ロウハニ大統領は国営テレビで生中継された演説で「防衛隊はイラン国民と(1979年のイスラム)革命を守るため、命を犠牲にしてきた。防衛隊に恨みを持つ米国はブラックリストに載せた」と語った。
イランは、米の措置に対抗し、米中央軍(CENTCOM)をテロ組織と名指しし、米政府はテロの援助者と批判した。
ロウハニ大統領は「この過ちは、イラン国民を結束させ、イランおよび周辺地域におけるIRGCへの支持を高めるだろう。(中略)米国が周辺地域でテロリストを利用する中、IRGCはテロリストと戦った」と述べた。
IRGCの司令官は、同国のミサイルが中東の米軍基地やペルシャ湾に展開する米空母を射程に収めていると繰り返し警告している。
*内容を追加しました。
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