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OPECは減産維持、順守率向上へ トランプ氏の要求無視=関係筋
2019年02月27日(水)03時46分
[ロンドン 26日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国は、トランプ米大統領による再三の対応改善要求にかかわらず、減産方針を維持するとともに、順守率の向上を目指す構えだ。OPEC筋が26日明らかにした。
同筋はロイターに対し、足元の市場データを踏まえ、OPECにロシアなど非加盟国を加えた「OPECプラス」は「年末まで減産を継続する公算が大きい」と指摘。在庫が現在の水準から5年平均水準に低下するまで協調減産は続くだろうとし、「われわれは最高の減産順守率を目指す」と語った。
OPECプラスは4月の会合で生産方針を決定する。
OPECと非加盟産油国の合同専門委員会(JTC)の代表者らによると、1月の協調減産順守率は83%となっている。
トランプ大統領は25日、ツイッターで原油価格に関する懸念をあらためて表明。「原油価格は高過ぎる」「OPECには気を楽にしてもらいたい。世界は価格上昇を受け入れることができない」と投稿した。
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