ニュース速報

英CPI、12月は前年比+2.1% 約2年ぶり低水準

2019年01月17日(木)01時25分

[ロンドン 16日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.1%上昇だった。燃料価格の下落で、11月の2.3%上昇から鈍化し、2017年1月以来、約2年ぶりの低い伸びとなった。

同国では、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定に伴うポンド安を背景にインフレが進行し、2017年11月にはインフレ率が5年ぶり高水準の3.1%に達した。その後、インフレ率は低下している。

国立統計局は「過去数カ月の原油安を背景にガソリン価格が急低下したことが、インフレ率低下の主因だ」と指摘した。

インフレ率は英中銀の目標である2%を上回っているが、エコノミストは、近く2%を下回る可能性が大きく、英中銀は利上げを急ぐ必要はないとみている。

英下院は15日、メイ首相のEU離脱協定案を歴史的大差で否決した。

英中銀は、さまざまな離脱シナリオを準備しているが、合意なく離脱する場合は、ポンドが対ドルで等価に下落し、インフレ率は6%を超え、経済成長は8%のマイナスに落ち込むと想定している。

キャピタル・エコノミクスのシニア英国エコノミスト、ルース・グレゴリー氏は「ブレグジットをめぐる不透明感で、英中銀はとりあえず政策金利を据え置いているが、世界的な引き締めサイクルに乗り遅れることはないとみている」と述べた。

同時に発表となった12月の生産者物価指数は、投入指数が前年比3.7%上昇と、前月の5.3%上昇を大幅に下回り、2016年6月以来の低い伸びとなった。市場予想は3.5%上昇だった。

産出指数は前年比2.5%上昇。前月は3.0%上昇、市場予想は2.9%上昇だった。

11月の住宅価格は前年比2.8%上昇。前月は2.7%上昇だった。ロンドンの住宅価格は0.7%低下。金融危機以来初めて、5カ月連続の低下となった。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は大幅続落、一時900円超安 AI株に利益

ビジネス

セブン&アイHD、3―11月期営業益3.1%増 通

ワールド

豪首相、ボンダイビーチ銃乱射で王立委設置へ 反ユダ

ビジネス

イオン、サンデーにTOB 1株1280円で完全子会
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 5
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 8
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    「ショックすぎる...」眉毛サロンで「衝撃的な大失敗…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 9
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 10
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中