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訂正:ドル113円半ば、株安にらんで上値重い
[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の113円半ばだった。午前は実需筋のドル売り/円買いが観測されたほか、日経平均の大幅反落や中国株安が下押し圧力を強めた。午後は材料に乏しく、113.40円台を中心に小動きが続いた。
ドルは朝方から仲値公示付近にかけて113.50─60円台で推移した。きょうは実質的な五・十日で、序盤は輸入企業のドル買い/円売りが支えとなったが、買い一巡後は輸出勢のドル売り/円買いが優勢となった。
日経平均が下げ幅を400円超に拡大する中、午前11時頃に発表された中国の小売売上高、鉱工業生産が予想を下回る内容となった。米長期金利の低下も重なり、ドルは一時113.42円まで下落した。ただ、それ以上は下げの勢いが強まらず、午後3時にかけて次の材料待ちとなった。
<ボラティリティーは4年ぶり低水準>
朝方に日銀が発表した12月全国企業短期経済観測調査(短観)よると、大企業・製造業の業況判断DIはプラス19となった。事前予想のプラス17を小幅に上回ったが、相場に目立った反応はなかった。
市場では、通貨オプション市場におけるドル/円のインプライド・ボラティリティー(予想変動率)の低下が話題となっていた。ロイターデータによると、1カ月物
ドル/円
午後3時現在 113.45/47 1.1357/61 128.89/93(訂正)
午前9時現在 113.56/58 1.1361/65 129.04/08
NY午後5時 113.62/65 1.1361/66 129.03/07
*表中の午後3時の「ドル/円」「ユーロ/ドル」「ユーロ/円」の数値を訂正します。
(為替マーケットチーム)