コラム
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

藤崎剛人

(ふじさき・まさと) 批評家、非常勤講師
1982年生まれ。東京大学総合文化研究科単位取得退学。専門は思想史。特にカール・シュミットの公法思想を研究。『ユリイカ』、『現代思想』などにも寄稿。訳書にラインハルト・メーリング『カール・シュミット入門 ―― 思想・状況・人物像』(書肆心水、2022年)など。
X ID:@hokusyu1982

現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

岸田から次期総裁への置き土産「憲法改正」は総選挙に向けた「裏金問題」隠しか

<政治資金問題は何一つ解決していないにも関わらず、自民党総裁選への出馬ラッシュが始まってから、自民党の支持率は回復傾向にある。メディアで毎日

2024.09.11
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

人道支援団体を根拠なく攻撃してなぜか儲かる「誹謗中傷ビジネス」

<訴えられて損害賠償を命じられてもペイするというビジネスモデルの背後にいるのは誰か> 一昨年から始まる「不正会計」デマをきっかけとして、貧困

2024.07.29
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

都知事選、蓮舫候補の「二重国籍」問題の事実関係を改めて検証する

<選挙の有力候補者には、様々なバッシングが行われるのが常だ。その全てを防ぐことは難しいが、民族マイノリティに対して候補者の適格性を謂れなく問

2024.06.20
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

政治資金改革を時間稼ぎの「政局的な話」としか考えていない自民党

<政治資金問題について野党の追及を受けると「自民党の力をそぐための政局的な話」を反論する自民党からは「被害者意識」しか感じられない> 自民党

2024.05.17
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

<誹謗中傷で訴訟を起こされた被告が訴訟費用を上回るカンパを集め、さらに裁判過程をコンテンツ化して儲ける「ビジネス」が増えている> 4月18日

2024.04.23
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

『オッペンハイマー』:被爆者イメージと向き合えなかった「加害者」

<ヒロシマ・ナガサキの惨状が描かれていないなど批判もあったが、これは紛れもない反核映画だ>*若干のネタバレあり 今年のアカデミー賞で、作品賞

2024.04.11
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

日本で車椅子利用者バッシングや悪質クレーマー呼ばわりがなくならない理由

<バリアフリーを要求する車椅子利用者を「わがまま」と非難する背景には、障害者を助けるのは「善意」からなので、それ以上を求めるべきではないとい

2024.03.27
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

在日外国人と日本社会の共生努力を後退させる右派の差別扇動

<これまで大きなトラブルもなく10年以上にわたってうまく共生してきた埼玉県蕨市のクルド人と日本人の関係に楔を打ち込む事F件があった。なぜ共生

2024.02.27
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

【能登半島地震】正義ぶった自粛警察が災害救助の足を引っ張る

<発災直後に被災地に入ったジャーナリストや政治家は個別の事情も顧みずSNSで苛烈なバッシングに遭った> 2024年1月1日に石川県能登地方を

2024.02.01
現代ニホン主義の精神史的状況 藤崎剛人

男たちが立ち上がる『ゴジラ-1.0』のご都合主義

<個の力をアピールして高揚させるが、しょせんは敗戦国の敗者復活戦に過ぎない> *若干のネタバレあり 11月3日から公開されている映画、山崎貴

2023.11.30
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特集:豪ワーホリ残酷物語
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2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

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