若い頃、付き合いからクラブなどを訪れても、ダンスも、酒も、スモークも、やらなかったらしい。それよりも、周りの人々の行動や、彼らが何をしようとしているのかを見極めることのほうが楽しかった。また、ニューヨークの街角で人を待っているときも同じことをしていた、と彼は話す。

そして現在、ベンスキンは「ストリートに出たら、目の前で起こっている全てのことを知りたい...... (そのため)私がストリートで出合うさまざまな状況や、その中で起こり得るだろう物語を、常に頭の中で考えて処理している」と言う。こうしたことが、彼の作品づくりの大きな核になっているのである。

とはいえ、ストリートフォトグラファーとして、街中でその情熱、信念、好奇心を継続するのは並大抵のことではないだろう。長年の間にさまざまな迷いも生じてきただろう。実際、彼は過去、自らのインスタグラムのアカウントを2つ消去してしまった。1つは10万人近くまでフォロワーがいたにもかかわらずだ。

プラットフォームとしての魅力は好きだが、流行りになり過ぎたインスタグラムにどこかインチキ臭さを感じたのだという。

だが同時に彼はこうも言う。

「ストリートフォトグラフィー以外の写真には興味はない。何よりも仕事としてでなく、趣味としてやっている。だから、飽きることはない。常に楽しいんだ」

今回紹介したInstagramフォトグラファー:
Clay Benskin @clay_benskin

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