[サンクトペテルブルク 16日 ロイター] - ロシア中央銀行のエリビラ・ナビウリナ総裁は16日、政府が財政赤字の削減を実行しない限り、インフレ目標を達成するために高金利を維持せざるを得ないと表明した。

サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで述べた。

中銀は先週、約1年ぶりに主要政策金利を引き下げたが、2017年末までにインフレ率を4%に引き下げる姿勢に揺るぎがないことを示そうと苦心している。

総裁は「現在、(2017年に)インフレ率が4%に下がると信じている人はほとんどおらず、われわれは厳しい課題に直面している」と発言。

予想物価上昇率が高いのは、政府が財政赤字を出して経済にルーブルを供給しているのが一因で、中銀は流動性を吸収するか、高金利を維持してこれに立ち向かわざるを得ないと説明した。

政府は原油安対策として財政規律の強化を約束しているが、総裁の発言は約束の実行が疑問視されている現状を浮き彫りにした。

政府は今年、財政赤字を国内総生産(GDP)の3%とする目標を掲げている。

シルアノフ財務相は同じフォーラムで発言し、財政赤字を毎年GDP比1%ずつ削減する方針を改めて示したものの、17年の財政赤字は今年と同水準にとどまりそうだと述べた。

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