[北京 29日 ロイター] - 中国の北京市で、天然ガスの供給不足により公共施設で25日から実施されていた暖房の制限が29日、解除された。市当局がミニブログで明らかにした。
タンカーによる液化天然ガス(LNG)の荷下ろしが濃霧で不可能となったため、当局は緊急措置として、公共施設の室内温度を14度より高くすることを禁止。産業用のガス供給も停止していた。
中国石油天然気集団(CNPC)によると、27日には26万立方メートルのLNGが陸揚げされたという。
産業用のガス供給が再開したかどうかは、29日時点で明らかになっていない。
中国では大気汚染源として石炭の使用が問題視されており、規制当局は天然ガスの消費促進に注力してきた。同国では非居住者向けガス価格が11月後半に引き下げられており、今年はこれで2回目となった。
コンサルタント会社SIAエナジーのマネジングディレクター、Zhu Chen氏は、ガス供給不足の原因は政府が設定した価格が需要のピーク時を考慮していないためだと指摘。「今回の急なガス不足は、価格引き下げの後遺症のようなものだ」と述べた。