[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。前週末の米国株高を支援材料に序盤から買い戻しが優勢となり、上昇幅は一時300円超となった。ただ日中は手掛かり材料に乏しく、後場に入り指数は伸び悩んだ。東証1部売買代金は2兆円割れとなり、10月20日以来の低水準。東証1部出来高は16億5760万株と今年2番目の低さとなった。
11月米雇用統計が予想以上に良好な内容だったことで、前週末の米国市場は主要株価3指数がそろって大幅高。為替がドル高/円安方向に振れたことも好感され、東京市場では幅広い銘柄で買いが先行した。
前引け前には断続的な先物買いが入り、日経平均は一時1万9800円台を回復。だが後場入ると上げ幅を縮小し、1万9700円を下回って取引を終えた。「2万円に近付くと売り物が膨らむのは否めない」(日本アジア証券・エクイティストラテジストの清水三津雄氏)と、戻り売りに押される形となった。
業種別では小売、サービス、食料品など内需関連の堅調ぶりが目立った。一方、トヨタ<7203.T>が0.16%高、キヤノン<7751.T>が0.40%高と、上昇率は日経平均の0.99%を下回っており、大型株の一角が伸び悩んだ。「FOMC(米連邦公開市場委員会)を機に流れが変わる可能性もあるが、それまで動きづらいのは確かだ」(同)という。商いは細く、東証1部の出来高は4月6日以来の低水準となった。
個別銘柄ではエイチ・アイ・エス<9603.T>がしっかり。同社が4日発表した2016年10月期の連結業績予想は、営業利益が前年比14.2%増の228億円の見通し。年間配当予想は4円増配の1株26円に設定した。堅調な業績見通しと株主還元強化を評価した買いが入った。
半面、 セガサミーホールディングス<6460.T>がさえない。4日に16年3月期連結業績予想を見直したと発表。営業利益を100億円(従来予想250億円)に下方修正し、嫌気された。パチスロ機での新タイトル低調などが響くという。
東証1部騰落数は、値上がり1275銘柄に対し、値下がりが486銘柄、変わらずが161銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 19698.15 +193.67
寄り付き 19710.39
安値/高値 19677.21─19811.51
TOPIX<.TOPX>
終値 1585.21 +11.19
寄り付き 1588.76
安値/高値 1584.51─1594.56
東証出来高(万株) 165760
東証売買代金(億円) 18918.51
(長田善行)