[アテネ 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が、ギリシャの銀行への緊急流動性支援(ELA)を拡大した背景には、預金流出が増えたことや、来週交渉が緊張局面を迎えるなか、流動性を確保させる狙いがあった。ギリシャの銀行関係筋が13日、こうした見方を示した。
国内主要行の幹部は「数行がELAの利用を増やす必要に迫られたのだろう」と指摘。ただ、「ECBは(拡大期間が終了する)18日まで、一定の余地や安心できる流動性確保を容認する意向があった」との見方を示した。
同幹部によると、このところの1日当たりの預金流出額は平均で3億━5億ユーロと指摘した。
別の主要行幹部も、1日4億━5億ユーロの資金が流出したとの認識を示す。同幹部は「流出は今週も続き、ここ数日間は状況が悪化した」と指摘。多い日には最大10億ユーロに達した可能性もあるという。
ただ、同幹部は「(ELA支援を)要求した理由が、実際に流出したためなのか、用心からかは分からない」と語った。
公式データによると、12月の預金流出額は40億ユーロだった。1月は総選挙を前に120億ユーロ程度にまで拡大したことが見込まれている。ただ、今月に入って、流出ペースの鈍化も伝えられていた。