[フランクフルト 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は12日、ギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)に関して協議するため、電話会議を開催した。関係筋が明らかにした。
ECBはこれまで、ギリシャ中央銀行に対し、ELAを通じて約600億ユーロ(680億8000万ドル)を国内銀に供給することを承認したとされる。だがこれにはECB理事会による定期的な承認が必要。
関係筋は「問題は、政治的に何らかの動きがあり、ギリシャが支援プログラム下に入るかどうかだ」と指摘。「ELAは支払い能力のある銀行が対象で、ギリシャ銀の支払い能力はギリシャ国家の支払い能力と密接に関連している」と述べた。
ECBは先週、ギリシャ銀に適用してきたオペ担保基準に関する特例を廃止しており、ELAはギリシャ銀の資金繰りを支える生命線となっている。
ELAを通じたギリシャ銀への資金供給を断てば、ギリシャ財政は破綻する恐れがあるため、ECBはELAの停止には消極的とみられる。だがELAについては、支払い能力のある銀行を対象に短期間の支援を提供することが定められており、ECBはこの規定を順守するよう慎重に判断するだろう。
ECBは電話会議に関するコメントを控えた。