監獄でそんなことをするやつはいない。のどが渇いた時、アルプスやミネラルバランスがいいどこかの泉から汲んできた水を飲みたいと考えることはない。
そんな変わり者がいても、そもそも買う場所がない。のどが渇いた時は、蛇口から飲むのが常識だ。でなきゃ、干からびてしまう。
水道水の中に入っている不純物を気にする人は多いし、確かに、水道水には不純物が含まれている。しかし、殺菌してからボトル詰めにする水だってそうだ。
人類が水を飲んできた歴史を通じて、不純物はいつも入っていたし、これからもそうだろう。だがそれは、人々が主張するほどの問題ではない。
人の体は何百万年もかけて進化してきたものであり、そのほとんどの期間、わたしたちは、沼、河、小川、水たまりや獲物の血から水分を取ってきた。
入ってきた水分を濾過し、必要な成分を吸収する力が、わたしたちの体には備わっている。
アメリカの水道水の質は世界でも清潔で安全な部類に入るし、1ガロン(約3.8リットル)につき1セントという安さだ。利用しない手はない。
ポール・ウェイド(PAUL"COACH" WADE)
元囚人にして、すべての自重筋トレの源流にあるキャリステニクス研究の第一人者。1979年にサン・クエンティン州立刑務所に収監され、その後の23年間のうちの19年間を、アンゴラ(別名ザ・ファーム)やマリオン(ザ・ヘルホール)など、アメリカでもっともタフな監獄の中で暮らす。監獄でサバイブするため、肉体を極限まで強靭にするキャリステニクスを研究・実践、〝コンビクト・コンディショニング・システム〟として体系化。監獄内でエントレナドール(スペイン語で〝コーチ〟を意味する)と呼ばれるまでになる。自重筋トレの世界でバイブルとなった本書はアメリカでベストセラーになっているが、彼の素顔は謎に包まれている。
『プリズナートレーニング 超絶!! グリップ&関節編 永遠の強さを手に入れる最凶の自重筋トレ』
ポール・ウェイド [著]/山田雅久 [訳]
CEメディアハウス[刊]
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)
【関連記事】
なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
なぜ筋トレに「跳ぶ力」が必要なのか?...一流アスリートは「パワー動作」から生まれる
最強の筋トレは「ブリッジ」だった...健康寿命を左右する「背骨の守り方」とは?
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
