レーダー反射断面積(RCS)を抑えるため、機体は滑らかで角のない形状、空気取り入れ口も湾曲ダクトが採用されている。
誘導システムには複数のセンサーが組み込まれ、地形参照方式と併用することで、海面や海岸線に沿って飛行する際も安定性を維持。これにより、複雑な地形やノイズの多い環境下でも目標を正確に識別できる。
このミサイルの開発は、中国との緊張が高まる中で進められており、日本政府は、台湾東岸からわずか約110キロに位置する与那国島に対空ミサイルを配備する方針も発表している。
軍事分析を専門とするメディア「The War Zone」は次のように指摘する。
「対艦巡航ミサイルに、高い終末誘導時の機動性を持たせて生存性を高めるという発想自体は新しいものではない」
「比較例として挙げられるのが、ノルウェーのコングスベルグ社が開発し、世界的に採用が拡大している<ネーバル・ストライク・ミサイル(NSM)>だ。このミサイルも、終末段階で高Gの回避機動を行うよう設計されている。ただし、公開情報によれば、同ミサイルは完全な螺旋ではなく、U字型の軌道を描いて飛行するようだ」
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