23年10月に始まったガザ戦争で、イランが支援する武装組織ネットワーク「抵抗の枢軸」は、パレスチナ自治区ガザを拠点とするイスラム組織ハマスの側についた。

結果、イスラエルは昨年6月にイランへの大規模な空爆作戦に乗り出し、イラン軍の高官数十人を殺害し、軍事施設や核関連施設に壊滅的な打撃を与えた。その報復としてイランは多数のミサイルと無人機でイスラエルを攻撃した。

するとトランプが動き、イランの主要な核施設3カ所への空爆を命令し、前例のない形での介入に踏み切った。

イランは報復としてカタールの米軍基地を攻撃したが、このイスラエルとの「12日間戦争」の経験および「抵抗の枢軸」が受けた打撃はイランの国防体制の脆弱性をあぶり出した。それで勢いづいたのが国外に拠点を置く反体制派だ。

その代表格はレザ・パーレビだろう。イラン・イスラム共和国の誕生につながる1979年の革命で追放された最後のイラン国王の息子だ。

亡命先のアメリカで暮らすパーレビはイラン国民に一段の抗議行動を呼びかけ、ハメネイ神権政治の打倒と、より民主的な体制の確立を見届けるべく帰国の意思を公言している。

次の旗印は誰か