<年明け早々、大規模な停電に見舞われたベルリン。原因は左翼過激派による「放火」だった──>

ドイツの首都ベルリンに、やっと電気が戻った。同市では1月3日朝から数日間、大規模停電が続いていた。当局者によれば、原因は市内南西部の送電設備への放火だ。

既に、極左団体ブルカングルッペ(火山グループ)が貧富格差や化石燃料に対する抗議として、発電所の「破壊工作に成功した」と犯行声明を出している。ドイツ当局は15年前から、ブルカングルッペがベルリンなどを標的に活動していると警告してきた。

停電発生当時、ベルリンの気温は氷点下で、市民は公共施設に避難した。地元電力会社によれば、約4万5000世帯と事業所2000カ所以上が被害を受けたという。

「左翼過激派」による放火や重要インフラ破壊とそれに伴う停電は毎年、巨額の損失をもたらしていると、ドイツの対内情報機関は指摘している。

「特に狙われている」のが企業だ。昨年9月にも、ベルリン南東部にある送電塔2基への放火で、数万世帯・事業所が数日間の停電に見舞われた。

細胞を「生物学的資産」として管理する時代へ──iPS細胞治療の最前線
細胞を「生物学的資産」として管理する時代へ──iPS細胞治療の最前線
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます