暖房器具は3種類に分けられる

暖房器具を選ぶうえで大切なのは、「どの範囲を」「どんな仕組みで」暖めるのかを理解することです。目的によって適した器具は異なりますが、基本的には次の3つに分類できます。

①対流式暖房


空気を循環させ、部屋全体を暖めるタイプです。

代表的な機器:エアコン、石油ファンヒーター、ガスファンヒーター、セラミックファンヒーター

特徴:リビングなど広い空間をまるごと暖めたいときに最も適しています。長時間の使用では、エアコンが最も効率的です。

②輻射(ふくしゃ)式暖房


熱を赤外線として放射し、人や物体を直接暖めるタイプです。

代表的な機器:電気ストーブ、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、遠赤外線パネルヒーター、オイルヒーター、床暖房(ガス温水式/電気パネル式)、こたつ

特徴:脱衣所やキッチンなど、限られた範囲を短時間で暖めたいときに向いています。広い空間を暖めるにはコストが高くなるため、長時間の使用やメイン暖房には不向きです。なお、ガス温水式の床暖房は、ガス会社が提供する専用プランを利用することでランニングコストが抑えられる場合もあります。

③伝導式暖房


触れている部分だけを暖めるタイプで、電気代が最も安いのが特徴です。

代表的な機器:ホットカーペット、電気毛布

特徴:一人で長時間作業するときに有効です。ただし、室温全体は上がらないため、部屋全体を暖めたい場合には向いていません。

最優先すべきは「窓」への投資と対策

では、冬の光熱費を抑える具体的なポイントを見ていきましょう。

暖房効率を上げるには、「窓」の見直しが欠かせません。冬場、室内の熱の約6割が窓から逃げるといわれています。厚手のカーテンに替える、断熱シートを貼る、断熱パネルを設置するなど、窓の断熱を強化するだけでエアコンやヒーターの消費電力を大きく抑えられます。

さらに、冷たい空気は下にたまりやすいため、カーテンの裾から入り込む冷気を防ぐことも大切です。カーテン丈を長くして床に届くようにする、カフェカーテンを裾に貼り足す、丸めたタオルやクッションを置くなど、身近なものでも簡単に対策できます。

そして、日中はカーテンをあけて日差しを取り込み、日が落ちる前に早めにカーテンを閉める。そうした習慣を意識するだけで、暖まった空気を逃さず、無駄な暖房費を防げます。

冬こそサーキュレーター+エアコンの合わせ技