カンボジア側はタイの主張を全面否定

カンボジア国防省は、戦闘の発端がカンボジア側であったとするタイの主張は虚偽であり、カンボジアの部隊はタイの攻撃に応戦していないと述べた。

「タイ軍は12月8日午前5時より、カンボジア軍への攻撃を開始した。これは、タイ軍が長期にわたり衝突を引き起こす意図のもとで行動してきたことの結果だ」

カンボジアは、タイのF-16戦闘機がカンボジア北部国境のプレアヴィヒア州を空爆したというが、詳細には触れていない。

また、カンボジア国防省は、ASEANによる監視団派遣を求め、「真実を明らかにし、透明性、正義、公平性を確保する」ように要請した。

現在も政府と省庁に強い影響力を持つカンボジアのフン・セン元首相は、タイが今回の衝突を利用して7月の停戦合意を破棄しようとしていると非難した。

そして、自身のフェイスブックに「すべての前線部隊は我慢せよ。侵略者は昨日(12月7日)、昨晩、そして今朝(12月8日朝)にかけてあらゆる兵器を使ってカンボジアを攻撃し、カンボジアに反撃させることで、この停戦を破壊しようとしている」と投稿した。

フン・センによると、カンボジア軍の司令官らは「対応のレッドライン」を設定したという。詳細には言及していないが、息子のフン・マネット現首相と共に行動するため、他の予定をすべてキャンセルしたと述べた。

カンボジア国防省報道官のマリ・ソチェアタ将軍は、「カンボジア国防省は、カンボジアとタイの間の停戦合意と共同和平声明を最大限尊重、履行する。両国間の平和と安定を促進し、早期に正常な状態に戻るための実際的な協力について、あらゆるレベルで緊密に協力し続けるという確固たる決意を改めて表明する」と語った。

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