「ありのままのリアルな自分たちを見せられている」
このことについてテイラーは、「もっと本音の、ありのままのリアルな自分たちを見せられていると思う」と語る。
リアリティ番組で出演者がラフな格好をすること自体は珍しくはないが、ここまで徹底してそれを貫くのは珍しい。番組のシーズンが進むにつれて、テレビ映りや撮影への意識から服装が華美になっていく出演者たちの姿は、従来のリアリティ番組で多く見られてきた。
『リアル・ハウスワイブス』の出演者カイル・リチャーズは、番組開始当初はオーバーサイズのTシャツで寝ていたが、撮影が進んだ頃に豪華なナイトガウンを買ったと語っている。リアリティ番組への出演がきっかけで「帝国」を築いたカーダシアン一家に至っては、「完璧に飾り立てられた姿」以外の姿を見ることはほとんどできない。
SLOMWの出演者たちは、SNS上で自分たちのライフスタイルを発信することで富と名声を築いた。ハリウッドの有名人ではなく、ネット上で有名になる新世代のセレブリティたちだ。そんな彼女たちだけに、自分がテレビにどう映るかを徹底的に計画しそうなものだが、実際にはセレブになる前の20〜30代の頃と変わらない「素」の姿をさらけ出すことを選んだ。
MomTokの中心人物であるテイラー・フランキー・ポールはいまも普段からクロックスを履いているし、肌の疾患について語ったミカエラ・マシューズは、すっぴんで撮影に臨む場面もあった。さらには、ホイットニー・レヴィットが夫のTinderの使用歴を明かす場面や、テイラーが元恋人と別の女性との関係を知るシーン、ジェン・アフレックが産前うつを告白する場面では、彼女たちはすべてスウェット姿だった。