......みたいな話を某イーロンSNSに投稿したところ、今回の日本の流行語大賞こそ実際には「粗悪語大賞」にふさわしい! という反応を複数頂いた。実に興味深い。権力側が社会改善のパワーワードとして発信したコトバが実は粗悪語でありしかも「流行語」認定されてしまう事態が発生しているならば、それはつまり、世界は粗悪さに向けて走っているということだ。おそらく26年もそれは変わらない。

(※筆者が某イーロンのSNSへした投稿はこちら

これは大いに合点がいくし、いろいろ思い当たるフシもある。加速し続ける世界の粗悪化、その最大の立役者はドナルド・トランプだろう。アメリカ大統領というポジションを最大限に活用した彼の法律上の裏付けのない、「これ見よがしに雑な強権の執行」が世界を変えてしまった。そして多くの人が改めて感化されて「おお! あんなに雑でも、矛盾を投げっ放しでもいいんだ!」と走り始めた。故に世界の粗悪化は進行する。当然の帰結だ。

ここで認識せねばならないのが、その粗悪さの奥には実に有効かつ陰険な社会戦略が往々にして含まれている点だ。そもそも現在、世界には「どこも主要産業が何かしら行き詰まっていて景気が良くない、これといった打開策も見いだせない」という共通問題が根本にある。そして、かつて「中流」と呼ばれた層がどんどん下層化しつつある。

「時間稼ぎ」的ポピュリズムの果てに