その鉄則を破るために、真田は『SHOGUN 将軍』を作った。それはもはや白人の、西洋の英雄のための物語ではない。人間の葛藤と野心の競い合いという普遍的な問題に迫る日本の物語だ。全ての文化は等しく重要だが、人間の物語は普遍的であり、文化や人種を超越する。

このドラマは芸術の勝利であり、アメリカの、そしてハリウッド映画の進化の証しであり、真田が真の世界的俳優となったことの証しでもある。あいにく今のアメリカでは、そんな真田の体現する理想に対し、保守的で暴力的な逆風が吹き荒れているのだが。

【動画】20年来の友人ジャッキー・チェンと戦った真田広之
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