「この出来事は彼女(メラニア)を大きく動揺させたのだと思う」と、トランプ政権時に駐ドイツ大使などを務めた側近のリチャード・グレネルは、15日に開催されたブルームバーグのイベントで述べた。

トランプは指名受諾演説の中で、銃撃事件の一部始終を振り返った。この事件では聴衆のうち1人が死亡し、2人が重傷を負った。

「暗殺者の銃弾は、私の命を奪うまで、あと4分の1インチ(約6.4ミリ)に迫っていた」とトランプは語った。「何かが当たったのを感じた。右耳に大きな衝撃を覚えた。私は直ちに、これは深刻な事態だと悟った。我々は攻撃されているのだと」

ペンシルベニア州バトラーで開催されていたこの集会に参加していた聴衆の大半は「私が死んだと思った」が「私を見捨てようとはしなかった」とトランプは付け加えた。

「私は今晩この場にいないはずだった。私があなたたちと一緒にこの場に立っていられるのは、ひとえに全知全能の神のおかげだ」

トランプはまた、13日の選挙集会で頭を撃たれて亡くなった消防士のコリー・コンペラトーレにも哀悼の意を捧げた。

「悲しいことに、銃撃犯は私たちの仲間である1人のアメリカ人の命を奪った。コリー・コンペラトーレ。信じがたいほど素晴らしい人物だと誰もが私に話してくれた」と、トランプは語った。

ステージに立つトランプのかたわらには、コンペラトーレの消防用ヘルメットとジャケットが置かれていた。トランプは歩み寄り、このヘルメットにキスしたのち、全国大会に集まった聴衆に黙とうを呼びかけた。

ジャケットの背面には、コンペラトーレの名字がプリントされていたがスペルが間違っていた。

全国大会が始まる前には、会場の廊下で手を握り合うトランプ夫妻の写真がX(旧ツイッター)に投稿された。

トランプ支持者の右派ブロガー、イアン・マイルズ・チョンによるこの投稿は公開後20分間で5万6100回閲覧された。

(翻訳:ガリレオ)

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