フランス議会上下両院は4日、女性が人工妊娠中絶を選択できる自由の保障を憲法に明記することを圧倒的多数で決議した。中絶の権利が憲法に明記されるのは世界で初めて。

パリ郊外のベルサイユ宮殿で開催された上下両院の特別合同会議では、決議案に賛成が780票、反対は72票となった。

 

フランスでは1974年に中絶が合法化され、現在でも米国をはじめとした多くの国よりも支持者は多い。各種世論調査によると、国民の約8割は中絶を合法とすることに賛成と答えている。

しかし2022年に米連邦最高裁が中絶を合法としていた過去の判決を覆したことで、フランスで女性の権利保護を主張する団体などが、改めて中絶の権利を憲法に明記するよう訴えていた。

一方で極右勢力やカトリック教会などは、こうした決議に反発している。



[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 進化する世界の鉄道
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。

鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます