こうした懇談会を開いたことからもわかるように、プーチンが軍事ブロガーたちを、「ロシア政府や軍高官と天秤にかけるべき」対抗勢力として価値ある存在だとみなしていることがわかる、とISWは述べている。

つまりプーチンが、軍事ブロガーを対象に大がかりな弾圧に踏み切る可能性は低い。ただし、側近の説得によって、「軍事ブロガーは政権の脅威だ」と考えるようになった場合は別だ、とISWは述べている。

一方でロシア政府は、ウクライナ戦争に対する批判を封じ込めてきた。2024年1月には、ロシア連邦保安局(FSB)の元大佐で軍事評論家のイーゴリ・ギルキンが、禁錮4年の実刑判決を受けた。ギルキンは、対ウクライナ戦争の進め方について国防省などに激しい批判を繰り返し、過激主義を呼びかけたとして告発された。

  

(翻訳:ガリレオ)

「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます