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作品を世に送り出すあらゆるプロセスは明確なコンセプトに基づくべきだと考えるJAKOPS TPG/GETTY IMAGES

──Kポップのレーベルの中には、数撃ちゃ当たるとばかりに所属アーティストにいろんなスタイルの音楽をやらせるところもある。確たるアイデンティティーを持つことは成功の秘訣ではないのだろうか?

バンダーウィース 私はさまざまな概念がKポップをKポップたらしめているのだと思っている。明確なアイデンティティーを持つバンドもあるかもしれないが、発表する作品には幅があるはず。

レーベルは最近、サウンドの幅とファン層を広げるためにグループの下部ユニットを作ったりもしている。いずれも独自性とともに、幅広い層にアピールするためさまざまな要素を備えている。

チョー ネガティブな見方をすれば戦略もプランもないということになるけれど、ポジティブに考えるなら、いろんなことに挑戦する柔軟性があるということだ。後者の考え方を伸ばし、前者についてはよりよい解決法を見つけていけば、いいバランスにつながると思う。

サナ(TWICE、26歳) 何より大切なのは、アーティストがやりたいと望み、楽しめる音楽を作ることだと思う。アーティスト自身が自分の音楽を楽しんでいるという事実は、最高の魅力として伝わるはず。

チェヨン(TWICE、24歳) 新人グループならいろんなコンセプトや音楽を試しているうちに自然と独自のチームカラーを見つけていくのだと思う。TWICE歴が長くなればなるほど、そう思うようになった。曲を聴いた人たちから「これ、TWICEっぽいサウンドだね」と言ってもらえるようになればいいと思う。

JAKOPS 人々に愛される作品が生まれるのは、練習での指導、音楽の選択、作品作りのプロセス、ビジュアル関連の作業、マーケティング活動の全てが、明確ではっきりしたコンセプトに基づいて行われた場合に限るというのが私の信念だ。

ヒョンジン(Stray Kids、23歳) 自分のスタイルさえ見つかれば、グループ全体のアイデンティティーがもっと明確になって、ファンの心もつかみやすくなると思う。その枠内においてコンセプトやスタイルの多様性があれば、似たような曲の繰り返しも避けられるだろうし、グループの独自性も高まるだろう。

アイエン(Stray Kids、22歳) 一番大事なのは、能力を磨く努力をひたすら続けることだ。個人としての改善がなければ、さらに大きな規模でも成功を重ねるというのは難しくなる。

ロドリゲス 新しいプロジェクトは常に音楽から始まる。音楽が創造性に火を付けるのだ。楽器ごとの編曲やテンポ、歌詞、曲のコンセプトといったものがビジョンを動かす。

手当たり次第に試しているというのは当たらない。これはビジョンに命を吹き込む創造的なプロセスで、音楽的にもビジュアル的にもそうしたプロセスを経て、作品は大衆の元に届けられる。

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Kポップはどこに向かうのか
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