来年はブルーのユニフォーム?

難を挙げるとすれば爪割れとマメと脇腹、終盤にかけての疲労くらいだ。エンゼルスが彼に頼りすぎたのか。大谷が頑張りすぎたのか。勝てるチームでプレーするほうが孤軍奮闘のプレッシャーが少なく、彼のキャリアにプラスになるだろうか。ドジャースやジャイアンツやマリナーズやパドレスといった球団はこの冬こうした点を突いてくるだろう。

野球界全体が大谷の決断を注視するはずだ。契約書にサインするのに期限はないが、春季キャンプの開始前になるのは確実で、FAランキングトップとあって各球団とも恐らく年内に契約をまとめたがるだろう。

現時点で言えるのは大谷が来季ドジャース・ブルーのユニフォームを着てもおかしくないということだ。

「ショーヘイは自分と家族にとってベストな決断をするだろう。チームメイトとして応援するよ」と、エンゼルスのミッキー・モニアック外野手は言う。「ゲームとはいえビジネス。彼は世界最高の選手だ。僕としては来年も戻ってきてほしい」

5年間大谷と共にエンゼルス先発投手陣の一角を担ってきたパトリック・サンドバルも同じ意見だ。「彼がふさわしいものを得れば満足だ。彼は常に最高レベルでプレーしてきた。報われて当然だ」

(筆者はMLB取材歴32年。ロサンゼルス・タイムズ紙などのMLB担当記者・コラムニストを歴任)

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