<匿名の男は電話で「私は最強の捕食者だ。ワニを殺したんだ」と話した>

オーストラリアのクイーンズランド州・カウベイで4月、頭部が欠損したワニの死骸が発見された。その痛々しい姿は写真に納められ、SNSに投稿されるとネットユーザーたちからは怒りの声が上がった。「トロフィー・ハンティング(頭部や皮を持ち帰ることを目的とした野生動物の狩猟)による被害ではないか」といった意見も散見された。

【画像】頭部が欠損...首を切り落とされたワニの痛々しい死骸

それから約2カ月。事件に進展があった。クイーンズランド州で観光ツアー事業を営むデビッド・ホワイトに、なんと、「自分が殺した」と語る匿名の男からの電話があったのだ。

その男はホワイトに、リジーという名のワニ、そして頭部のない状態で見つかったワニを殺害したのも自分だと説明。その上で「私は最強の捕食者だ。ワニを殺したんだ」と語ったと、英新聞・ガーディアンが報じている。

リジーは地元のカリスマ的なワニだったため、毎日その姿を見るのを楽しみにしていたというホワイトは、深い悲しみに襲われていた。フェイスブックには以下の文章がつづられている。

「最も美しい魂で、デインツリーの女王、リジーとの愛の溢れる思い出に。あなたが安らかに眠れますように。26年間、私のそばにいてくれたあなたが、とても恋しいです。あなたの記憶が、あなたの子供たちの中で、これからも生き続けますように。彼らこそが、あなたにとって何よりも大切な宝物だったことでしょう。友達でいてくれて、ありがとう」

クイーンズランド環境省は2匹の死の関連性を調査しており、ワニが「標的にされ、故意に殺された」可能性があると説明。一方、2匹が同一人物によって殺害された可能性は少なく、ホワイトへの電話はイタズラだったという意見もある。

例えば、ワニを専門とする写真家のトム・ヘイズは、「ワニを殺して頭を取ることが目的だとしたら、なぜ1匹は首を切り落とされていないのか?」と、ガーディアンに語っている。

『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』 ニューズウィーク日本版独占試写会 90組180名様ご招待
『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』 ニューズウィーク日本版独占試写会 90組180名様ご招待
PR
【関連記事】
ニューズウィーク日本版 世界宗教入門
2026年5月19日号(5月12日発売)は「中東新秩序の勝者」特集。

剛腕首相ネタニヤフが図ったアラブとイランの弱体化で、中東に訪れる新時代

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます