<ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ顧問などがツイッターに動画投稿>

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が4月26日夜遅く、クレムリン(大統領府や大統領官邸などがある、首都モスクワの宮殿)に入ったことで、陰謀論が沸き起こっている。

【動画】夜遅く、突如クレムリンに急行するプーチン...憶測を呼ぶ映像

ツイッターで拡散された根拠のない主張の一つが、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が、ロシア高官との会談後に心臓発作を起こし、危篤状態に陥っているというものだ。

ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ顧問を含むツイッターユーザーが、プーチンがモスクワのクレムリンに急行する様子を映したとされる5秒間の動画を共有した。

ウクライナ戦争の地図情報を毎日更新しているウォー・マッパーというアカウントは、こうツイートした。「約10分前、プーチンがクレムリンに急行した。エルドアンの健康状態に関係しているという噂がある。個人的には懐疑的だが」

トルコ政府はツイッターで、「根拠のない」主張だ、と即座に否定した。

エルドアンは25日、テレビインタビューの生放送中に体調を崩した。そして翌26日、「医師の助言に従い、自宅で休養する」と述べ、27日までの公務をキャンセルした。

エルドアンは27日、同国南海岸のメルシンに建設されたトルコ初の原子力発電所の落成式に出席し、演説を行うことになっていた。この原発は、ロシアの国営原子力企業ロスアトムが建設したものだ。

ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は27日、報道陣に対して、エルドアンとプーチンは落成式にバーチャル参加する予定だと語った。ペスコフはさらに、ロシア政府はエルドアンの健康問題を認識していないと明言した。

ペスコフは記者会見で、「私たちはこれらの『問題』について何も知らない」と述べた。

ロシア国営のタス通信によれば、プーチンとエルドアンは27日、電話会談を行っている。プーチンがクレムリンに急行したことは、何かの「異常」を示唆しているのではないかと推測する者もいた。

あるツイッターユーザーは、「プーチンがクレムリンに急行した理由も、ロシアメディアによってクローズアップされている。異常なことが起きているようだ」と書いている。

クレムリンでしばしば夜を過ごす?
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