閉塞感が深まる日本でどう生きるか

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日本の論点 2023~24

 著者:大前研一

 出版社:プレジデント社
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海外ではロシアのウクライナ侵攻の長期化や米中の新冷戦、北朝鮮のミサイル発射実験、国内では増えない賃金とは裏腹に物価の高騰が続くなど、世の中の閉塞感は深まる一方です。このような状況下で、私たちはどのように生きていけばいいのでしょうか。

日本人の誰もが抱くこの疑問に対し、明快かつ具体的な提案ができる日本では数少ない人物が、「マッキンゼー伝説のコンサルタント」として世界的に著名な大前研一氏です。

本書では、政治、経済、経営から、原発問題、食の安全保障、環境対策、教育、テクノロジー、国際情勢に至るまで、日本の様々な課題に対し、独自の視点で解説を行います。

そして、混迷の時代に自分を守ることができるのは自分自身に他ならず、リスキリング(学び直し)の重要性を訴えます。それも単なるデジタルスキルの習得だけでなく、AIには真似できない人間だけが持つ0から1を創造する「構想力」を磨けと断言します。

大前氏の圧倒的な知識とキャリアに裏づけられた様々な示唆に富む本書を、ぜひ一人でも多くの方々にお読みいただきたいと思います。

プレジデント社 書籍編集部 田所陽一

質問にテキパキと答える応募者は採るな

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採るべき人 採ってはいけない人

 採用に悩む小さな会社のための応募者を見抜く技術


 著者:奥山典昭

 出版社:秀和システム
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「なんで、あんな人を採ってしまったのだろう......」そう呻きながら、眠れぬ夜を過ごしたことがある中小企業の経営者や採用担当者は少なくないそうです。

中小企業は大企業に比べて知名度や採用予算などで不利になりやすく、母集団が集まらない傾向にあります。また、専門の採用担当者がいる大企業と違い、中小企業では、労務・人事管理なども兼務している採用担当者が多く、時間や経験がどうしても不足してしまいます。

このような状況の中では、数少ない応募者に感謝し、「長所を探しにいく採用面接」になりがちです。そして、質問にテキパキと答える応募者がいれば、たちまち「優秀な人材」となります。ビジネスシーンでは、基本的にスピードが評価されるためです。しかし、本書では、会社の成長を託せる「優秀な人材」ではなく、目の前の情報に反応して、すぐに答えを出そうとする「採ってはいけない人」だと判断します。

採用に悩む方々に向けて、「自分の頭で考え、自分で動ける人材」を見抜くための50の新常識を解説しました。時代に合わない常識や通念を捨て去ることで、小さな会社と「採るべき人」との縁が生まれることを願ってやみません。

秀和システム第4編集局 岩崎真史

すぐに「行動」できない原因は、脳の準備不足
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