「あなたが何をしてるかなんて、本気で気にしている人はいない。みんな自分のことしか眼中にないから」

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『9ルール──自分を変える「黄金の法則」』66頁より イラスト:寺門朋代(TSUMASAKI)

僕らは、スポットライトが自分に向いている、と信じている。でも、そんなスポットライトはない。失敗すると、みんなの視線が自分に向いている、と感じる。「全部自分のせいだ!」と考える。

仕事がうまくいかないと、人前で恥をかかされ、クラブサンドイッチのトレイの傍らで眠ったり、路上の段ボールの中で暮らしたりする自分を思い浮かべる。ひどい振られ方をしたら、「もう二度と恋人ができない」と思い込む。ある大学に落ちただけで、自分はバカで、一生最低賃金にあえぐ苛酷な世界の住人だ、と悲観する。

ちっぽけなトラブルから、自分の存在すべてが危ぶまれるような、バカでかい問題をイメージしてしまう。

そして、若ければ若いほどその傾向が強い。経験不足から、物事はたいてい最後にはなんとかなるものだ、と知らないからだ。

ひどい失恋を一度乗り越えたら、次はもう少しうまくやれる。三度乗り越えたら、相当の達人になる。ある仕事で失敗したら、次はもう少し強くなれるだろう。とはいえ、初めての失敗は、実に恐ろしいものなのだ。

 『9ルール──自分を変える「黄金の法則」

 ニール・パスリチャ[著]/ 長澤 あかね[翻訳]

 大和書房[刊]

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