<カタール政府は地元の保守的な文化を尊重して「派手な衣装は控える」よう求めていたが>

サッカーワールドカップ(W杯)の開催国カタールは、敬虔なイスラム教国。世界から集まるサポーターにも、その文化を尊重し、派手な服装や公の場での愛情表現などは慎むよう要請してきた。

だが、そんな願いもお構いなし、スタジアム内外をかなりの露出度で歩き回って注目を集める女性がいる。元ミス・クロアチアのイバナ・ノールだ。クロアチア代表の応援でも、クロアチア国旗と同じ赤と白の市松模様のブラトップとレギンスだけ。

ニヤニヤしながらノールの写真を撮るカタール人男性の写真も流出した。

【画像】カタール人の目を白黒させた、クロアチア元ミスの「冒涜」ファッション

カタールの著名な実業家モハマド・ハサン・アルジェファイリは、カタールの名誉を守る必要を感じたらしい。カタール人はノールの格好が好きだから撮影した訳ではないとツイートした。

「彼らが写真を撮ったのは、彼女の服装が私たちの文化には不適切だと感じたからだ」と強弁。当局に彼女のことを通報するために写真を撮ったのだ、とつけ加えた。

クロアチア人の間からも「やりすぎ」の声

ノールはクロアチア国旗をモチーフにさまざまな服装を披露している。水着のようなボディスーツやショートパンツ姿で表を歩いたこともあった。「衣裳」はどれも、胸の谷間が強調されたものだ。

ノールの挑発的な態度には、クロアチア人を含む多くの人から非難の声が上がっている。カタールの厳しい法律に憤る声はあるが、それでも多くの人が、地元の文化をあからさまに軽んじる彼女の行動は「やりすぎ」だと感じている。

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