厳しい条件

イタリア憲法裁判所は、自殺幇助を検討するために満たさなければならない一定の要件を示している。例えば、患者が治癒不能であること、生命維持手段に依存していること、明らかに肉体的・精神的に「耐え難い」苦痛を感じていること。

また、患者が自分で判断しその結果を理解する能力が十分になければならない。

条件をクリアしても、お金の問題がある。実際、カルボーニさんは自殺幇助を受ける際に必要な薬と装置を準備するために、5200ドル(約70万円)を集めなければならなかった。資金集めのためにクラウドファンディングを利用した。

ルカ・コシオーニ協会は声明で「カルボーニさんのように尊厳死を希望する人が、妨害にあったり、本人の意思が侵害される行為が繰り返されないよう、今後も闘い続ける」と述べている。

スイスでは数十年前から自殺幇助が認められており、外国人の受け入れも行なっている。日本から渡航して自ら命を絶った人もいる。

欧州では他に、オランダ、ルクセンブルク、スペイン、ベルギーでも合法とされている。

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