米国の支持を引き戻そうとする捨て身のギャンブル
マチャド氏はトランプ氏による自国民の強制送還や軍事介入への批判を封印してまで同氏への追従姿勢を見せる。民主主義の旗手という国際的評価を犠牲にしてでも世界最強の政治権力者から承認を取り付け、米国の支持を引き戻そうとする捨て身の政治的ギャンブルに出た格好だ。
ノルウェーのノーベル賞委員会は「たとえメダルや賞状が誰かの手に渡っても平和賞の受賞者は変わらない。ノーベル財団の規約には受賞者がメダルや賞状、賞金をどのように扱うかについて制約はなく、受賞者は自由に譲渡したり売却したりできる」と説明した。
マチャド氏の賭けについて、ロドリゲス暫定政権は「政治的に終わった存在」と一蹴し、メダルをワシントンに持参したことを「這いつくばっている」と揶揄した。暫定政権はトランプ氏の要求に応じ、石油利権の開放や米国から強制送還された自国民の受け入れを進める方針だ。
【関連記事】
中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
日本は意外にも...「世界で嫌われている国」ランキングを示す地図、2位はアメリカ
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由