主要7カ国(G7)のエネルギー相は28日、ロシアプーチン大統領が要求した天然ガスのルーブル決済を拒否することで一致した。

ロシアはガス輸出代金をルーブルで受け取る方法を策定しており、欧州諸国に無料でガスを供給するつもりはないとの立場を示した。

ドイツのハベック経済・気候保護相は記者団に対し「これは既存の契約に対する一方的かつ明確な違反であるとの認識でG7の全閣僚が一致した」と表明。「締結された契約は有効で、企業はそれを尊重すべきであり、また尊重しなければならない。ルーブルでの支払いは容認できないし、関連する企業はプーチン氏の要求に応じないよう求める」と強調した。

さらに「われわれを分断しようとするプーチン氏の試みは明白であるが、この大いなる団結と決意から分かるように、われわれは決して分断されることはない」とした。

ロシア通信(RIA)によると、ロシアのイワン・アブラモフ議員は、G7がルーブル決済を拒否すれば、供給が停止されるとの見方を示した。同議員は議会上院経済政策委員会のメンバー。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は「ロシアは天然ガスを無料で供給しない。(欧州の顧客に)慈善事業を行うことはできない」と表明。欧州がル-ブル決済を拒否すれば対応する姿勢を示した。

ペスコフ氏はその後放送された米PBSとのインタビューで、代金を支払わない顧客にはガス供給を止めるかと問われ、「支払いがなければガス(供給)もない」と答えた。

ただ、欧州諸国がルーブルでの支払いを拒否した場合の対応についてロシアはまだ最終決定していないとも述べた。

英国とオランダでは28日、ロシアからの供給を巡る懸念を背景に、ガス卸売価格が最大20%上昇した。

ロシア中央銀行、政府、および国営ガス会社のガスプロムは、31日までに天然ガス輸出のルーブル決済を巡る提案をプーチン大統領に提出する見通し。

[ロイター]
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