04. 『家族の絆』

クラリッセ・リスペクトール著
リオデジャネイロ(ブラジル)

211221P61_MAP_12.jpg
LUIZ SOUZAーNURPHOTO/GETTY IMAGES

リオに根差した物語でありながら、リスペクトールの小説は世界文学の域に達している。年老いた母は、現代の『リア王』さながらに義理の娘を拒絶する。ゴキブリの大群は、カフカの『変身』の主人公が増殖したかのようにキッチンを侵略する。リオを訪れたら、ノートを手にコパカバーナ海岸前に腰掛けるリスペクトールの銅像と並んで自撮りをするのも一興だ。

『ダロウェイ夫人』
【関連記事】