<米英豪はAUKUSで中国との対立路線が鮮明になりつつあるが、多くの欧州市民は「新冷戦」と言える現状を他人事と捉えているとの調査結果が>

米英豪3カ国は9月15日、インド太平洋地域の安定に向けて新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を設置すると表明した。自由主義社会と中国の間に「新冷戦」が始まった明確なサインとみられるが、前回の冷戦と異なり欧州の人々の当事者意識は薄いようだ。

ヨーロッパ外交評議会がEU加盟の12カ国を対象に行った調査によれば、米中間で新冷戦が始まっていると考える人が63%に上る一方、自国と中国が冷戦状態にあると答えた人はわずか15%で、59%は自国は今のところ関係ないと回答した。ただし、EUと中国が冷戦状態にあると答えた人は31%に達し、安全保障はEUの問題という意識が透けて見える。

63%

米中の間で「新冷戦」が始まっていると答えた割合

31%

EUと中国の間で「新冷戦」が始まっていると答えた割合

59%

自国は中国との「新冷戦」に無関係だと答えた割合

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