英製薬大手アストラゼネカは20日、新型コロナウイルス感染症向け抗体療法の後期試験で予防効果に関する主要目標を達成したと発表した。ワクチンに代わる選択肢を提供できる可能性がある。

2つの抗体を混ぜて投与する抗体カクテル療法で、症候性新型コロナウイルス感染症の発症リスクを77%削減できた。被治験者の75%以上が慢性疾患を患っていたという。

アストラの幹部メネ・バンガロス氏は、今回の試験は抗体が投与されてから3カ月後の結果で、1年後にも予防効果があるかどうかを確認するために15カ月後まで追跡調査を行うとした。

また、新型コロナワクチン接種を受けていたのは被験者の12─13%にすぎなかったものの、アストラとしては抗体療法をワクチン接種後の追加療法と位置付ける考え。

年内に主要市場で条件付承認獲得を目指し、それまでに約100万─200万回分を生産する計画とした。

米リジェネロン、イーライリリー、英グラクソグラクソ・スミスクライン(GSK)なども、モノクローナル抗体を組み合わせた抗体カクテル治療薬を開発している。

[ロイター]
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