本誌は今年5月、インドの1日の死者数が4500人に上り、世界最多を記録したと報じた。7月に入ってからは、同国の累計の死者数が40万人を超えた。その半数以上が、5月と6月に亡くなっている。

深刻な事態だが、さらに悲惨なことにインドの実際の死者数は、公式発表の10倍に上る可能性もある。「実際の死者数は、数十万人ではなく数百万人規模と見られる。インドにとっては、1947年にパキスタンと分離独立したとき以来の最悪の人的悲劇であるのはほぼ間違いない」と、米研究機関の世界開発センターの報告書は伝えている。

こうした事態を受け、インド国内の多くの州が感染拡大を何とか抑えようと、6月と7月に厳しいロックダウンを実施した。今回の事故も、そうした状況が招いた悲劇のひとつと言えるだろう。

(翻訳:ガリレオ)

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