それに、18年冬季五輪のユニフォームでは、フリンジ付きのスエードグローブがアメリカ先住民の文化を奪い利用していると批判された。デザイナーがこうした「文化盗用」の批判を避けたければ、アメリカ社会で最も白人的な場所、すなわちカントリークラブの文化からヒントを得るのが最も手堅い方法でもある。

4月に発表されたユニフォームに関して、万人の意見が一致する点が1つある。それは、少なくとも白人以外の文化を盗用したデザインではない、ということだ。

それを評価するか、それとも物足りないと考えるかは、意見が分かれるところだろう。しかし、社会で大きな尊敬を集めているアスリートたちが、ファッションを通じた社会変革に関心を示している今日、これでよしとするのは少し寂しい。

もっとも、ゴルフ好きの中高年男性御用達のブランドにユニフォームのデザインを任せている限り、この状況が変わるとは思えないが。

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