ロシアの国立ガマレヤ研究所が開発している新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の接種費用が1人当たり20ドルを下回ることが、開発関係者の話で24日分かった。

スプートニクVは2回の接種が必要で、同ワクチンの公式ツイッターアカウントによると、1回の接種費用は10ドルを下回る。

これまでに有効な結果が示されたワクチンの1回当たりの費用は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発するものが15.5ユーロ、英アストラゼネカが英オックスフォード大学と共同開発するものが約2.5ユーロ。

ロシア直接投資基金(RDIR)のキリル・ドミトリエフ総裁は記者会見で「第3相臨床試験(治験)で90%を超える有効率が確認されたワクチンの中で、スプートニクVが最も安価に接種できる」と述べた。

スプートニクVの第3相治験は現在、モスクワの29の医療機関で実施中。計4万人を対象に実施されている。

RDIFとガマレヤ研究所はこの日、同ワクチンの有効率が接種から28日目で91.4%、42日目で95%を超えたと明らかにした。ドミトリエフ総裁によると、この結果に関する論文は12月に主要な科学誌に掲載される。

スプートニクVの接種はロシア国民は無料。ロシア大統領府によると、プーチン大統領はまだ接種を受けていない。

[ロイター]
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