新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領は5日、入院していたワシントン郊外の米軍医療施設を退院し、ホワイトハウスに戻った。ただ、ホワイトハウスでは職員の感染が広がっているとされるほか、11月3日の大統領選まで4週間となる中、新型コロナが選挙戦にいっそう影を落としている。

トランプ氏はマスクを着用し、施設から徒歩でリムジンに向かった。ホワイトハウスで何人が感染しているかとの記者からの質問には直接答えず、「ありがとう」と述べた。

その後、大統領専用ヘリでホワイトハウスに到着すると、歩きながら記者団に手を振ったり、親指を立てたりした。ホワイトハウスの南側玄関の階段を歩いて上ると、マスクを外し、時折親指を立てたりしながら写真撮影のためにポーズをとった。

ホワイトハウス到着直後に公開した国民向けのビデオメッセージで、トランプ氏はマスクを着けず、「(新型コロナに)支配されるな、恐れるな」と呼び掛けた。

これより先、医師団は米軍医療施設の前で記者会見し、トランプ氏は72時間以上発熱しておらず、血中酸素濃度も正常だと説明した。過去数日間に酸素吸入を2回行ったことも明らかにした。

ただ、肺への影響についてはコメントを控えたほか、トランプ氏が最後にウイルス検査で陰性だったのはいつかとの質問にも答えなかった。

主治医のショーン・コンリー氏は「完全に困難を乗り越えてはいないかもしれない」とし、「月曜日(12日)まで症状が変わらないか、もしくは改善すれば、ようやく深い安堵の息をつくことができる」と述べた。ホワイトハウスに戻っても医師団が常時付き添うとも強調した。

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[ロイター]
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