韓国銀行(中央銀行)は30日、大方の予想通り政策金利を1.50%に据え置いた。ただ、減速する景気の下支えに向けて次回の会合では利下げを決定するとみられている。

中銀は7月に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げた。ロイターが実施した調査では、アナリスト18人中13人が今回は据え置きを、5人は利下げを予想していた。

アナリスト13人中10人は10月16日の次回会合で金利が1.25%に引き下げられるとみている。

ソシエテ・ジェネラルのエコノミスト、オー・スクテ氏は「中銀は緩和余地を温存するため2会合連続の利下げを回避したかったのだろう。利下げだけで状況を改善できるとの確信もないと思われる」と指摘した。その上で「内需は依然として弱く、半導体を中心に輸出の持続的回復を確実にする必要もあることから、10月に利下げがあるだろう」と予想した。

韓国経済は、米中貿易摩擦を背景とした世界的な需要減速や民間投資の減少、個人消費の低迷に加え、日韓関係の悪化も重しとなっている。

[ソウル 30日 ロイター]
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