[チューリヒ 27日 ロイター] - スイスの金融大手UBSのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は27日、外部の人工知能(AI)モデルに顧客の代わりに行動させることは認めないと述べた。

銀行業界では、高度なAIエージェントが金融システムに悪影響を及ぼしかねないとの懸念が高まっている。関係者によると、米大手銀行は外部のAIエージェントによる顧客口座へのアクセスを遮断している。

エルモッティ氏は科学関連の会議で「最近、一部の銀行では、顧客口座の管理や預金の移動、最適化に当たってAIモデルが不適切に動作するリスクがあるという話を耳にしただろう。われわれはAIモデルが銀行にアクセスしてそうした操作を行うことを認めていない」と述べた。

AIについて今最も重要なのは、判断の過程が見えないまま顧客に影響を及ぼすAIモデルを使わないようにすることだと語った。

また2023年に買収したクレディ・スイスとの統合に伴い、UBSはAIの導入ペースをやや落とさざるを得なかったが、現在は技術に一段と注力できるようになったと説明した。

「統合がほぼ完了したことをうれしく思う。これにより技術をどう活用して銀行の業務の実効性と効率を高めるかに、さらに力を入れられる」と述べた。

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