アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は10月20~21日、中央アジア歴訪に続いてインドを訪れ、スブラマニヤム・ジャイシャンカル外相との会談や巨大製油所の視察を通じて、経済・安全保障両面での関係強化を図った。

インドとの関係が必ずしも順調ではないトランプ政権にとって、今回の訪問には重要な意味がある。ロシア産原油の購入や貿易政策、移民政策をめぐり、両国の間には摩擦が続いている。

アメリカがそれでもインドとの関係を重視する理由は明白だ。人口約15億人のインドは、急成長する経済と強大な軍事力を持ち、中国と長い国境を接している。中国の影響力拡大を抑えたいアメリカにとって、インド洋の主要航路に近いインドとの協力はますます重要になっている。

ただし、インドはアメリカに追随するつもりはない。ワシントンと協力を深める一方、中国やロシアとも関係を維持し、自国の利益に基づいて行動する「戦略的自立」を貫いている。

アメリカにとっての課題は、自国の方針に必ずしも従わないインドを支援しながら、いかに協力関係を築くかだ。米印関係は、アメリカが今後も世界で影響力を維持できるかを左右する試金石となる。

目覚める巨人
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