アメリカ国防総省は、未確認飛行物体(UFO)に関する新たな資料を公開した。今回はUFO関連の証言のほか、ユタ州で目撃されたという宇宙人「スキンウォーカー」のスケッチなどが含まれている。
5月に始まったUFOファイルの公開は、今回で第7弾となる。ドナルド・トランプ大統領は発表にあたり、「多大な関心が示された」ことを受け、関係省庁に公開を指示したと述べていた。これまでに公開された資料をめぐっては、UFOや宇宙人、未確認異常現象(UAP)に関する政府の調査や情報機関の判断、内部の論議の一端が明らかになる一方で、憶測がかき立てられるばかりで長年の疑問はほとんど解消されず、透明性を求める声が一層強まっている。
ホワイトハウスのアナ・ケリー報道官は10月23日、本紙にこう語った。「トランプ大統領は戦争省に対し、地球外生命体、未確認空中現象、未確認飛行物体に関する政府の資料を特定して公開するよう指示した。なぜなら彼は史上最も透明性の高い大統領だからだ」
「過去の政権が国民に疑念を抱かせたり関心をそらそうとしてきたのに対し、大統領は国民に最大限の情報を開示することを重視する。これで国民は、こうした資料に含まれる情報について自ら判断できるようになる。国民が求め、トランプ大統領が実現した。楽しんでほしい!」
ユタ州の牧場で目撃されたと伝えられるスキンウォーカーについては、ユタ州の作業部会が調査に乗り出し、航空宇宙調査会社BAASSの調査団が2010年3月と4月の2回にわたって現地を訪れていた。BAASSは航空宇宙関連の起業家ロバート・ビゲローが設立した調査会社で、政府と契約してUAPに関する調査を行っている。
ただ、今回の資料には調査の発端となった証言や調査の内容は記されているものの、報告された現象を裏付ける決定的な証拠はない。牧場で目撃されたスキンウォーカーについては、採集された毛髪の標本に言及しているほか、目撃証言に基づいて書き起こしたスケッチもある。
報告書によると、牧場の現地調査は、報告された異常現象の写真証拠収集だけでなく、放射線や磁場を検知するための「バイオセンサー」として、センサー類や遺伝子組み換え植物を配置することも目的としていた。ゲームやパズルを使って牧場内の「異常発生源」との意思疎通を試みるという、かなり特殊な提案も盛り込まれていた。