[ロンドン 27日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が27日発表した10月の小売価格は前年同月比2.1%上昇した。上昇率は9月の1.4%から加速し、2024年2月以来の大きさとなった。
BRCは、小売業者がコスト上昇の影響を吸収することが次第に困難になっていると警告した。
BRCのヘレン・ディキンソン最高責任者は「小売業者はこの2年間、押し寄せる大幅なコスト増を吸収してきたが、その防波堤が決壊し始めている」と述べた上で、ヒーリー財務相に対し、28日に発表する就任後初の年次予算案で小売業者の不動産税負担と雇用コストを軽減するよう求めた。
10月の食品価格上昇率は2.9%と、9月の2.5%から加速し、4月以来の高水準となった。常温食品の価格上昇率は3.2%と、9月の2.2%から加速し、25年9月以来の高水準。
非食品の価格上昇率は1.7%と、0.8%から加速し、23年12月以来の高水準となった。家具、床材、住宅改修用品の価格が特に大きく上昇した。
イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁は今月、22年のロシアによるウクライナ侵攻後と異なり、これまでのところ、米国とイランの戦争に伴うエネルギーコストの上昇を企業がおおむね吸収しており、利上げの必要性が低下していると述べていた。