Kentaro Sugiyama

[東京 27日 ロイター] - 日銀が27日に公表した9月の企業向けサービス価格指数速報は前年比3.7%上昇と、伸び率が前月(確定値)から0.2ポイント拡大した。中東情勢の影響で輸送系業種のコストが上昇したほか、秋の大型連休の日並びが良く、関連サービスの需要が強まった。前月比では0.3%上昇だった。

前年比で指数の押し上げに最も寄与したのが「運輸・郵便」で、前年比8.4%上昇した。このうち「外航貨物輸送」が同97.7%上昇と、過去最高の伸びとなった。中東情勢の影響で輸送コストが上昇した。「道路貨物輸送」や「道路旅客輸送」では、人件費や燃料費などのコスト増を価格に転嫁する動きがみられた。

「諸サービス」は同2.8%上昇。「労働者派遣サービス」や「建物サービス」で人件費を価格転嫁する動きがあった。「宿泊サービス」はシルバーウィークの日並びが良く、旅行需要が強かった。

「リース・レンタル」は同11.7%上昇。リース・レンタルの対象となる機材の価格が値上がりしている。

調査対象146品目のうち、上昇は116品目、下落は13品目だった。

生産額に占める人件費投入比率の違いで分類した指数では「高人件費率サービス」が前年比2.6%上昇と、前月から伸び率が0.1ポイント縮小した。「土木建築サービス」や「職業紹介サービス」などが押し下げに影響した。

「低人件費率サービス」は同4.8%上昇で、伸び率が0.4ポイント拡大した。「外航貨物輸送」や「宿泊サービス」などが押し上げた。

日銀の担当者は「中東情勢の影響も含めた海運市況や国際商品市況の動向、人件費・物流費などのコスト上昇の転嫁の動きの持続性などを引き続き注視していく」としている。

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