Tom Sims Hakan Ersen
[フランクフルト 26日 ロイター] - ドイツ銀行は、人工知能(AI)の活用により、一部の中小企業向け融資の判断にかかる時間を数週間から数分へと短縮している。同行の技術部門トップ、マリージャンヌ・デベルダン氏がロイターのインタビューで語った。
デベルダン氏によると、夏に稼働を開始したこの取り組みにより、多国籍企業向けの一部融資についても、判断に要する時間が数カ月から数週間に短縮された。
同氏はインタビューで「組織や法的な構造がそれほど複雑ではない比較的小規模な企業については、数週間から数分への短縮となっている」と述べた。
デベルダン氏は、同行のAIエージェントが顧客側のエージェントと直接やり取りする将来に向けた準備も進めていると説明した。
AI開発のペースが速すぎるのではないかというテクノロジー業界リーダーらの議論に、銀行業界も巻き込まれつつある。
デベルダン氏は「この議論を注意深く見守っている。こうした懸念には十分な根拠があり、当然ながら、サイバーリスクの管理が私の最優先課題だ」と述べた。
「こうした新技術や脅威から自行を守り続けるため、多くの経営資源と予算を投入している」と語った。