Maria Martinez

[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が26日発表した10月の業況指数は、先行きへの楽観的な見方が強まったことで、市場予想以上に改善した。

業況指数は90.2と、9月の89.9から上昇した。ロイターがまとめたアナリスト予想は90.0だった。

期待指数は9月の90.4から91.6に上昇した。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「景気回復は続いている」と述べた。

ドイツ政府は経済成長率予想を引き上げ2026年が1.3%、27年が1.1%とした。4月時点では0.5%、0.9%と予想していた。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「IFO業況指数が6カ月連続で上昇したことは、数多くの逆風にもかかわらずドイツ経済が成長軌道にあることを示唆している」と述べた。

第3・四半期の成長率は30日に発表される。

キャピタル・エコノミクスは、ここ数カ月でIFOなど一部の企業調査が改善したものの、第3・四半期はゼロ成長にとどまったと予想している。ただ欧州担当チーフエコノミスト、アンドリュー・ケニンガム氏は「労働市場の回復の兆しや財政刺激策の継続と併せ、今回の調査は第3・四半期の一時的な低迷が一過性の要因にもよるもので、第4・四半期は成長を取り戻すというわれわれの見方を裏付けている」と述べた。

<現況判断は悪化>

期待指数の上昇が業況指数全体を押し上げた一方、現況に対する評価はやや悪化した。現況指数は前月の89.5から88.8に低下した。

デラルビア氏は、原油・ガス価格の大幅な上昇が電力価格の上昇や株式市場のボラティリティーにもつながっており、企業に打撃を与えるのは間違いないと指摘。さらに「ドイツ企業にとって2番目に重要な輸出先であるフランス経済が、政治的混乱や債券市場の動揺によってほぼ停滞したままとなれば、その影響はドイツにも及ぶ」との見方を示した。

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